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シューティング千夜一夜 ~第397夜~ 戦え原始人JOE&MAC

戦え原始人JOE&MAC タイトル画面

ちょっと早いペースで第397夜。
久しぶりのデコゲーを投下しますね。

今回紹介するのは、データイーストの「戦え原始人JOE&MAC」。
ショットを撃つタイプのジャンプアクションになります。


****************************

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その1

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その2

原始時代を舞台に、連れ去られた美女達を助けるべく、原始人のJOEとMACが奮闘するという作品。

1レバー2ボタンでJOE(1P・緑)MAC(2P・青)を操作します。レバーで左右移動、しゃがみなどのアクションが可能。ボタンはショットとジャンプに使用します。


戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その3

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その4

ショットボタンを押すことで、攻撃を繰り出すことができます。連射することで、威力の低い武器を連射。通常は前に武器を放ちますが、地上でレバーを上に向けてショットボタンを押すと、上に向けてショットを撃つことができます。

ショットボタンを押しっぱなしにすることで、主人公が腕をぐるぐる振り回し、高速回転したところでボタンを放すと威力の高い武器を発射できます。ただし、ボタンを押しっぱなしを暫く続けていると、息を切らして一定時間動けなくなります。また、溜め撃ちショットは上方向に撃つことはできません。

ジャンプボタンを押すことでジャンプ。レバーを上に入れてジャンプすることで、ハイジャンプになります。ジャンプ中にショットを撃つことも可能。ただしハイジャンプ中は上方向に攻撃はできません。


戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その5

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その6

地上に置かれてる、もしくはプテラノドンが運んでくる「卵」を割ることで、武器アイテムが出現します。初期状態では、飛距離の短い手斧を持っていますが、武器アイテムを取得することで、手持ちの武器を切り替えることができます。

武器アイテムの種類は以下の通り。

・ナイフ
正面に飛ぶショット。
射程は短めだが、速度と連射能力が早い。

・ブーメラン
1回投げると自機の方に戻ってくるショット。
最大3連射。溜め撃ちで放つと、飛距離が大幅に伸びる。

・炎弾
着弾すると火柱をあげるショット。
射程はかなり短め。

・電撃弾
飛距離の短い電撃を正面に飛ばす。
溜め撃ちで放つと、長距離で飛ばす貫通弾になる。

・石の輪
輪っか型の地面を這う貫通弾。画面端まで飛ばせる。
最大2連射。単発でもかなり威力が高い。

・残像弾
自機と同じ形の残像を飛ばす。敵をサーチする能力あり。
地上で撃つか、空中で撃つかで軌道が変わる。


なお、アイテムボックスの卵の中には敵のプテラノドンが入っていることもあります。

アイテムは他にも、自機の体力を回復させるフードアイテム、一定時間無敵になれる激辛フード、特定のポイントに隠れているエクステンドアイテムなどがあります。


戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その7

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その8

自機には体力が設定されており、敵に攻撃を受けたり、水中や溶岩に落ちたりすることで体力が減少。また、道中では体力が時間でも減少していきます。体力は、敵を倒すと出現するフードアイテムで増やすことが可能。体力が0になると残機が一つ減ります。

ステージ区切りの場所にいるボスを倒すことで1面クリア。面の途中で、ルートが上下に分岐するポイントもあり、選んだステージによって難易度が変化します。

全5面構成。本作はループゲームではありません。


****************************

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その9

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その10

データイースト、我らがデコからリリースされた作品「戦え原始人 JOE&MAC」。カートゥーンを意識したデザインが印象的な、ショットの撃てる横スクロールアクションに仕上がっています。

システムとしては、家庭用のゲームにもあるような、割と平凡にも見えるタイプではありますが、他には無い世界観が秀逸で、独特のグラフィックでインパクトに残りやすいタイプのゲームだと言えます。


戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その11

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その12

本作については、グラフィックがとても綺麗に描き込まれている点に注目。アニメーションが非常に細かく、敵キャラも自キャラもぬるぬると動いてくれます。比較的荒っぽいグラフィックの多かったデコ作品の中において、ここまでアニメーションが細かく作られているのは、極めて珍しく映ることでしょう。

描かれているキャラクターは、非常にコミカルなデザイン。アニメ「はじめ人間ギャートルズ」や「フリントストーン」などで見られる、アニメにありがちな「原始時代」がモチーフ。その世界観を、デコらしいアレンジできっちりとまとめ上げています。


戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その13

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その14

JOE&MACの場合、「フリントストーン」のようなアットホームさはあまり無く、野性的な力強い、デフォルメにしては筋肉質な原始人が暴れまくるというイメージがあります。いかにも「漢らしさ」を貫いた、いかにもデコライクな造り。さすがに大統領は出て来ませんが(笑)

主人公のジョーとマックは、デフォルメでありながらも筋骨隆々で精力的に旺盛なところをアピールしているかのよう。それに伴ってか、美女もエロティックな容姿の方々が一杯。

溢れんばかりの筋肉野郎に、露出度の高いエロスな美女とくれば、個人的には映画「コナン・ザ・グレート」を思い起こさせてくれますね。デコらしい「濃さ」「男らしさ」を表現した結果なのかなー、と思ったり。


戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その15

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その16

一目見ただけでもとにかく芸コマなアニメーション。あらゆる場面において様々なパターンのアニメーションが用意されており、見た目で楽しませてくれます。

主人公の場合だと、岩に潰れて身体が身長の半分ぐらいになったりとか、巨大なボスが現れると目玉が飛び出すぐらいに驚いたりとか、表情豊か。先のステージに行っても、独自の行動が見受けられるため、その気合の入り方は半端じゃありません。

やられパターンも数多くあり、火の中に飛び込んで尻から火を噴いて飛び上がったりとか、後ろから殴られて仰け反ったりとか、他多数。アニメーションなんかは、少しでも省略できそうなものですが、その芸コマさには感服せざるを得ません。


戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その17

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その18

もちろん主人公だけでなく、敵キャラのやられパターンも多めに作られています。雑魚敵に関しては、通常のやられグラフィック以外にも、炎で焼かれた時、電撃でしびれた時など、きちんとグラフィックが用意されているのが心憎い限りです。

ボスの演出も凝っていて、例えば1ボスであれば、子供の恐竜が前座として出てきたかと思いきや、これを退けると巨大なボスがいきなり現れたり、とか。2ボスの植物ボスなんかも、放っておくと触手をカモンカモンしてきたりとか。アニメーションもさながら、動きの面でも非常に細かくできています。


↓子供の恐竜をどついてみた

小さな恐竜をどついてみた



↓親が出たーッ!

ぬおー!なんじゃこりゃー!!


漫画チックな驚き方は、どこぞのカートゥーンアニメの定番でもありますね。

ステージ数も多彩で、分岐ステージも含めると、こういった見どころはかなりの数あります。動きの細かさと相俟って、背景周りには相当気を使っているのだろうと伺えます。


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戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その19

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その20

ゲーム性の方を見てみると、本作は割と平凡なジャンプアクション。任意スクロールのスーパーマリオみたいなタイプで、そこに自由にショットが撃てるようになったようなものと考えてもよいでしょう。

見た目的に考えれば、アーケード作品で言えばセガの「ワンダーボーイ」に近いかもしれません。ワンダーボーイみたくスリップすることはないのですが、同じ原始人スタイルなので、JOE&MACはデコ版「ワンダーボーイ」と考えてもいいのかも。


戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その21

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その22

自由にショットが撃てるので楽に進められるかと思いきや、敵キャラの動きが意外と賢く、簡単に打ち取れるほど甘くはありません。攻撃範囲に入ろうとすると、敵キャラが飛び込んできたりするせいもあり、思いもかけないダメージを受けがちです。

全体的に見ると、敵の動きがトリッキーな傾向があり、ショットをガンガン撃てても撃ち切れないケースも多々あります。射程範囲から敵を撃とうとしてみたら、ジャンプでヒョイと交わされたり、突然高速で走ってきてぶん殴られたりとか。

また、敵の出現パターンも陰険なものが多い傾向にあります。例えば敵を倒そうとスクロールを進めると、後ろから来るケースなどが多く、思わぬ形で不意打ちを喰らうことも多々あり。空をとぶ敵など、動きのいやらしい敵も多く、しっかりと体力を奪いに行こうとしてきます。


戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その23

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その24

難易度的に見ると、実に当時のアーケードライクな造りに徹しているかのようでもあります。絶妙な間合いで敵を出現させて、難易度を上げているような具合に。

すでに序盤ステージからこういった傾向が見られるため、初見では敬遠されやすいタイプでもあります。序盤のうちから不用意な動きでミスして、面白さが分からないまま離れていきやすそうでもあり。

そうした意味でこのゲームを見ると、ゲーム性で少し損をしている感もあるような。操作や敵のパターンに独特の癖があるせいで、初心者層・ライト受けは難しいタイプのように思えます。桁外れなアニメーションがあるのに、これは勿体無いことだと思います。


戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その25

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その26

とはいえ、初見難易度は高いものの、敵の出現位置やパターンを抑えておけば何とか対処できる範疇なので、絶望的な難易度というわけではありません。武器の性能を覚えて立ち向かえば、きちんと攻略可能。ボス敵については、ある程度パターン性は要求されるものの、その動きのセオリーさえ読めれば、全ステージクリアも見えてきます。

攻略としては、強力な武器であるブーメラン、または石の輪っかをメインに組み立てていくのが有効になるでしょうか。初期装備である石斧でも全ステージ渡り合えるように出来てるものの、後半ステージは接近戦でのダメージをもらいやすいので、一筋縄ではいきません。なるべくミスをせずに、強力な武器をキープできるかが重要。


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戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その27

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その28

やや難しいゲームですが、アニメーションの細かさは他に類を見ないほどの出来になっているため、見どころはかなり多い作品です。グラフィックをメインで見ると、当時の作品群においても、かなり気合の乗っている出来であったことが伺えます。

先のステージでも気を抜いてない造りになっているため、プレイする機会があれば、コンティニューしてでも、全ステージを回ってみることをオススメしたい作品になります。


戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その29

戦え原始人JOE&MAC ゲーム画面その30

移植版はスーパーファミコン版メガドライブ版など。海外向けハードではAmigaなど様々なハードに移植されており、アニメーションの造り的に見ても、実は海外向けも視野に入れた作品であることが伺えるような。

続編も多く、家庭用も含めると「戦え原始人2 ルーキーの冒険」「戦え原始人3 主役はやっぱりJOE&MAC」がスーパーファミコンからリリースされています。

また、業務用の続編はそれらとは別に「JOE&MACリターンズ」がリリースされています。内容は「タンブルポップ」「ダイエットゴーゴー」などを彷彿させる固定画面アクションと全然別のゲームになっています。



<動画>

★戦え原始人 JOE&MAC ノーコンティニュークリア<1>



テキストリンク


全ステージ攻略動画。

最後はマルチエンディングになっています。
オチが色々とアレなので必見。サンダーゾーンの走り?



★戦え原始人 JOE&MAC ノーコンティニュークリア<2>



テキストリンク
その1 その2


こちらも同様に全ステージ攻略動画。

幾つかのボスはしっかりとパターン化が可能なので、動き方を覚えることが重要。
ボスの中では、個人的にはマンモスが一番強いかな、と思ってます。
| シューティング千夜一夜 | Comments(4) | Trackback(0) |

コメント

はじめて知るゲームです

2013年05月22日(水)02:19 誰でも同じ #- URL 編集
タイトル画面に見覚えはあるものの、知らないゲームですね。残念ながら、今まで稼動しているところを見た事がありません。
ずっとJuJu伝説やPC原人を見間違えたのかと思ってましたが、まさかデコゲーだったとは…。
アイテムに寿司が出てくるところを見ると、ああデコゲーだなとは思いますが。

グラフィックの綿密さより、こういう動作に凝ってほしいですよね

2013年05月25日(土)09:56 となほ #- URL 編集
懐かしいですね。なんか子供の頃に見たような記憶があるので、やはりデコゲーインパクトは凄いなと(笑)
難しかった気がしますが、今ならじっくり攻略できそうですので、是非やってみたいですね。
大人になってから、そう思うゲームが結構あるんですよねー。

×岩に潰れて身体が慎重の半分
○岩に潰れて身体が身長の半分

アニメーションにも気を使ってるのがよいところ

2013年05月26日(日)12:12 K-HEX #MItfUjoc URL 編集
>誰でも同じさん
ゲーム自体マイナーなのは、やはり出回り的に難があったのかもしれません。昔通ってたゲーセンの中では1箇所でしか見たことがなかったですし。アニメーションがいいだけに勿体無いことだと思いますね。

>JuJu伝説
かつてのコメント見ると、デコの関係者が開発に携わっているようで。JuJu伝説と何かしらの関わりがあるのかもしれませんね。


>となほさん
まずはご報告ありがとうございます。
誤字は修正致しました。

デコゲーの中では屈指のアニメーションを誇る作品なので、インパクトは格別。見かけたら是非プレイしてもらいたい、と言いたい所ですが、ゲーセンではなかなか見掛けない作品故に難しいところではあります。

2017年03月04日(土)02:16 あ #mblopS7Q URL 編集
すごいですね

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