あたっく系

というわけで、千夜一夜。
今回はバンプレスト／ガゼルのアクウギャレットです。

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１レバー＋２ボタンで戦闘機（YF-22A?）を操り、全５ステージを踏破するオーソドックスなシューティング。
アイテムで４種類の武器にチェンジ、さらにボンバーにも性能の違う２種類のボンバーが用意されています。

アイテムはＶ（広範囲バルカン）、Ｌ（レーザー）、Ｍ（誘導ミサイル）、Ｓ（ハンターシーカー）の４種類で、それぞれ性能が大きく異なっています。この中で一番使えるのは、大量に誘導ミサイルを発射するＭですが、最強になった時の威力面ではバルカンの方が強いです。

２種類のボンバーは緑と青に分かれていて、緑は広範囲にわたる爆撃で、青は狭い範囲ながらも威力に勝るボンバーです。
どちらかというと緑の方が時間が長い分使えるような気がします。


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このゲームは東亜プランが倒産して間も無くリリースされた作品なのですが、雰囲気的にはかなり東亜プラン入っているシューティングです。
４種類の武器はもろ「究極タイガー」入ってますし、敵の趣もまさに「それ」っぽいのが泣かせます。


ただ、他の東亜作品に混ぜて考えてみても、作品としての出来は他の東亜作品に見劣りする点が多いです。

正直パワーアップのひねりも少ないですし、使える武器のバランスもちょっと偏り気味なのが気になって仕方がありません。

武器はＭ以外どうしても使えない代物にもかかわらず、他の武器を取らせんとばかりに沢山置いてあったりして、結構迷惑。威力の目茶目茶低いＳ（緑）なんか取らされた日には、もはや死を覚悟しなければならないほどでしょう…

それにもかかわらず敵は硬く、敵弾も容赦無いです。
自機の当たり判定も比較的大きめなので、何気なく移動しただけではすぐに死んでしまうでしょう。

そのため、１ボスのスペースシャトルからすでに弾幕がよけにくいです。
ここらへんからシューター素人の方々はあきらめムードになっているような気がしています。





敵の動きとかよく考えられている方ですが、パターンで先持って潰していかないと、後半とかは物量で押されてしまいがちです。
ボスも非常に強く、後半ボスなんかは散らす弾を高速で飛ばしてきたりと、結構無茶してます。

何と言っても、パワーアップの強さがイマイチなのが非常に気になるところでしょう。使えない武器と使える武器のバランスが取れていれば、もう少しやりやすいゲームになっていたのかもしれません。

でもＶの範囲の狭さとＳの使えなさは、はっきり言ってどうにかならなかったものでしょうか。Ｓなんか、工夫して作られているように見えるのに…


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ただ、ゲームとしての出来は良くないものの、グラフィックは格段にいいです。

何と言っても、日本の実在の場所を飛んでるのが妙にリアリティがあります。


例を挙げれば、３面では横浜上空を飛んでます。
ちょうどランドマークの近くを飛んでるとところを確認できるでしょうか。背景が細かいですねー。





さらにデモ画面では東京都庁が壊されるシーンがあります。
１本折れてるのが泣ける…





東京ネタだったら、２面で意味も無く壊される国会議事堂とか、２ボス背景の東京タワーなんかが有名ですね。
東京タワーは左右に動くと角度を変えるところが、妙に芸細。
酔いそうですね。





ゲーム性と背景とを見比べると、圧倒的に背景の方に目がいってしまいますね。他のステージも日本の実在の場所を飛んでいるみたいです（１面が種子島宇宙センター？）
詳しくは分かっていませんが。

どうでもいいことですが、日本の実在の場所を飛んでるゲームといえば、このゲームと「スクランブルフォーメーション」ぐらいしか知りません（笑）

ついスクランブルフォーメーションの後楽園球場を思い出しました。

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あと、有名どころといえば、このゲームにはケイブの「エスプレイド」や「ぐわんげ」、「怒首領蜂大往生」でお馴染みの絵師、井上淳哉さんがかかわっていることでしょう。

主人公はもろ井上節炸裂です。

名前はわからないんですけど（笑）










ゲーム中では一瞬しか確認できないのが残念。
エンディングでこの二人が腕を組み合うシーンもいいですね。