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シューティング千夜一夜 ~第98夜~ ゲバラ2006年11月17日(金)03:06
![]() 第98夜です。あと2つで100。 今回は、語呂合わせで「98(キューバ)」ということで キューバ関連のゲーム、SNKの「ゲバラ」を紹介。 ![]() そう、あのゲバラです。 **************************** ![]() あのキューバ革命の英雄的存在でもあった 「エルネスト・チェ・ゲバラ」が主人公のゲームです。 ちなみに2Pはフィデル・カストロ(2006年現在存命)。 なんとも忠実な造り。 歴史上史実に則り、ここで討伐するのはバティスタ政権となります。 1ループレバー2ボタンの任意スクロールシューティング。 ループデバイスで銃口の向きを変えて、レバーでゲバラ(カストロ)を操作します。 ショットはマシンガン系と手榴弾系に分かれています。 マシンガンはいわゆるノーマルショットで、銃口が向いている方向に発射できます。 アイテムを取る事で、段数制限有りの貫通弾やフレイムランチャーに変える事も可能です。 手榴弾は爆風で敵をまとめて倒す事ができます。 威力がある点が最大の利点ではありますが、それよりも高度差のある場所にいる敵を倒せる事の方が重要です。 ![]() 時々INと書いてある「戦車」が出てきますが、手榴弾ボタンでこれに乗ると敵を潰す事が出来るほか、一定数の通常弾を受けても大丈夫になります。 しかし、手榴弾・ミサイル系を喰らうと一撃で火を噴きますので、手榴弾ボタンで脱出しなければなりません(エネルギーが無くなっても、火を噴いてしまう… 何故に) また、拘束された捕虜が出てくる事がありますが、これを助ける事ができると、1000点獲得と共に弾薬を補給できます。 しかし、こちらが誤射したり、または背後からの兵士に撃たれたりすると、500点減点のペナルティをうけます。 捕虜撃って500点減点は軽すぎる気がしますが、実は邪魔になる事が多いです。 革命には非道さも必要なのです… (いいのかこれ) こうして手持ちの武器を駆使しながら、バティスタ政権を討伐すべく、全5ステージを駆け抜けていくのが大まかな内容です。 **************************** ![]() ゲーム内容ですが、あのラルフ&クラークが主人公の「怒」「怒号層圏」の内容をそのまま乗っけたような形のゲームになります。 当時のうちの近くのゲーセンには、ループレバー対応のゲームは一つは必ずあって、大抵そこに入ってたのは「怒」とか「T.A.N.K.」とかそういったあたりでしたが、このゲームがループレバー仕様ゲーとして入ってきた時は、なんか今までのシリーズとは血色が違うように見えて、妙な違和感があったのを覚えています。 ![]() 画面背景を見ると、ほとんどが茶色と緑で構成された、土臭い雰囲気に包まれています。 「怒」では風景色として緑と茶色はあっても、岩やコンクリートのひしめくステージもあることで、それらの灰色を加えた色合い、そして爆風の赤々しさが加わる事で、独特のグラデーションを奏でていたような気がしました。 それに対し、「ゲバラ」はひたすらに茶色い。 ステージの大半が土や木で覆われたステージで、爆風も赤に見えても茶色がかっているようにも見えるため、何て土臭さの充満したゲームなんだ、と思ったのが、個人的な感想です。 革命前夜のキューバの密林地帯をイメージしているのかどうかは知りませんが、泥臭さにおいては、他のゲームにも勝るとも思わない世界観は、正直にすごいと思います。 **************************** ![]() ![]() 1987年当時のSNKは、「萌え系」や「やおい系」なんてものにはまるで無関心だったのでしょうか、戦争物を中心としてリリースしていた時期がありました(例外がアテナシリーズ)。 代表作が「怒」「脱獄」「航空騎兵物語」になるのですが、このゲームは扱うモノがモノであるため、半端無い意気込みを感じさせるゲームにしたかったに違いありません。 何せ、実在した人物「ゲバラ」をモチーフにしているわけですから。 それも革命の指導者で、今現在でも崇拝している人もいるということで、それこそすごいゲームにしようではないかという思惑があったのではないかと。 ![]() しかし、ゲーセンの「ゲバラ」はそれほどヒットもせずに細々と短い命を遂げたような印象を受けます。現に当時は、うちのゲーセンからもひっそりと人知れずに消え去った感があったほどです。 何故か。 それはゲーム性がすこぶる悪かったからに他ならないでしょう。 SNKのアーケードゲームというものは、他では出せないような独特の色合いを持つゲームをリリースする反面、難易度が強烈なまでに高いものが非常に多く、中にはまともに遊ばせてもらえないものまである始末でした。 その「ゲバラ」もご他聞に漏れず難易度が非常に高いゲームで、まともにプレイすれば1面すらクリアできないのではないでしょうか。それくらい難しいゲームです。 何が難しいといえば、無茶すぎる敵配置が多い事。 道中の難易度の高さの大半は、まともに狙撃できない敵からの攻撃によるところが多く、マシンガンの射程外(あるいは高度差でマシンガンが当たらない)の敵は、まさに「嫌らしい」の一言。 こういう敵には手榴弾を使うしかないのですが、これが当てにくい事この上なしで、正面からぶつけようにも、敵が逃げてしまったり、自分が敵の攻撃の射程内に入ってしまったりと、なかなかうまくいきません。 この作業がまた非常に神経を使う上に、道中で何度も何度もそういった行動を取らされる場面が多いため、これでは敵がまるで倒せず、ゲームを遊んでいる気分にはなれません。 まともに遊んでも、これはかなりのやりすぎ感があります。 ![]() さらに後半戦にさしかかるにつれ、奇襲攻撃が洒落にならないほど多くなっていきます。 建物や穴、茂みの中から兵士が飛び出すのは日常茶飯事。 3面以降は後方からも敵が大量に出てきたり、高次面ではデフォルトのマシンガンで破壊できない戦車が後方から大量に出現したりと、本気で殺しにかかっていきます。 はっきり言って無茶苦茶です。 正直、知らないとどうしようもないという… 殺すために作られたようなパターンのラッシュには、ゲーム性なんかもはや二の次で、プレイヤーに極度の負担を与えてしまっているように感じられます。 まぁ1コインでクリアできる造りではない、というのが前提であるとすれば、全く話は別なのですが… でも当時のSNKらしいと言ってしまえば、それまでですよね。 **************************** ![]() 自分は中学の頃よくプレイしていたものですが、結局4面から先を見る事ができませんでした。 後ろで他の人のプレイを見てた事もありますが、その時のプレイヤーさんは、二人用で金にものを言わせて強引に先に進んでおりました。 そこでラスボスを初めて見たのですが(バティスタの宮殿に砲台が何台もくっついている)、その攻撃の終わりっぷりには呆れを通り越して笑えましたよ。 あんなん、残機少ない状態で倒せるもんなのかょ。 このような理不尽の難易度のためかどうかは知りませんが、うちのゲーセンからはそれほど日も経たないうちに撤去されていたような気がします。 代わりに、それよりも古い「T.A.N.K.」が復活してましたけど、そっちの方が遥かにゲーム性が良かったかなー。 **************************** ![]() 著名人を扱っても、決してゲームがウケるわけでも無いという代表的な例ではありますね。 もっとも、これはほんの一部に過ぎませんが… そもそも「ゲバラ」を扱うところで無理があるようなものですが、当時は肖像権とか著作権とかの規制がちっとも厳しくなかったから、なんとなく惰性でリリースされてしまったのではないかと(実は社長がお気に入りだったからゲバラが主人公になった、という噂…) ちなみに「ゲバラ」はファミコン版もリリースされていて、検索をかけてみると、案外そちらの方が有名だったりしますね(ステージの起伏があるっぽい)。 でもやっぱり捕虜を誤射できるみたい… 嗚呼、ゲバラに幸あれ。 ![]() コメント土臭いSTG2006年11月17日(金)12:45 プッチ #tcAQ9bh6 URL 編集
2P側がスカトr・・・いやカストロなだけに画面が茶色っぽいんでしょうか?(違う)
このゲームやったことがあるけど・・・2006年11月18日(土)12:01 しろっち #nmxoCd6A URL 編集
ほんのちょっとしかやらなかったな・・・・
「怒」よりシビアすぎる難度は泣けてくるな・・・・ *:そういえば、「怒」のマシンガンは「貫通」のパネルと「飛距離UP」パネルに「弾速UP」のパネルを組み合わせると戦車・トーチカ等を一撃で破壊できたんだよなぁ・・・ (パネルの名前は忘れてしまったのでスマソ) ただ、「怒号層圏」ではそれが無くなっているけど剣(貫通弾と通常弾の2種類あるみたいだけど)の使いにくさは泣けてくるんだよな・・・(敵弾を弾いてくれるんですけどね・・・・) あと、このシリーズって2人同時プレイ時自分の投げた手榴弾の爆風で相手プレイヤーを殺せたはず(または自殺)で有名だったな・・・以上 あと、捕虜救出(又は殺し)のゲームって・・・2006年11月18日(土)12:09 しろっち #nmxoCd6A URL 編集
いまでもガンシューにあるフィーチャーですねぇ・・オペレーションウルフにオペレーションサンダーボルト(最終面のラスボスが激ムズだった・・・)は人質救出が重要なゲームだったが
そりゃカストロさんに失礼2006年11月18日(土)21:54 K-HEX #xHucOE.I URL 編集
>プッチさん
カストロさん、まだ生きてますぜ。 その方面のピロートークはきっついですわ。 うぅ >しろっちさん 手榴弾の爆風が相手に当たると死んじゃうのは、ループレバーシリーズのお約束。 ゲバラもそうだったみたいですね。 「怒」は一度ミスすると、立て直しが非常に手間取りますね。 覚えてないとミス確定っぽい4面は鬼門でしたよ。 ミサイルセンサーが多すぎ… 「怒号層圏」もキツかったですね。 剣は確かに扱いが難しかった。 ループレバー回さないと弾を弾けないので、常に小さくくるくる回して擦れちゃうから、親指と人差し指の間が痛くなりますw ガンシューで人質撃つと、申し訳なさよりも先に出てくんなよ!という思いが強いです。 オペレーションウルフの弾切れエンドが悲しすぎ。 「捕虜の仲間入り。」 キューバの土は赤く2006年11月20日(月)22:53 おじぃちゃんG #- URL 編集
チェ ゲバラと言えば、CIAに謀殺されたとかされていないとか?
最近ゲバラのTシャツ等が流行っていたのは、何故なんでしょうね? 怒号層圏では、貫通弾以外に幅の広いバズーカが追加されてたし、手榴弾の爆風も怒りほど広がらないと、一応工夫の跡が見られたんですがねぇ。 ただ、剣で弾けるとは言え、あの赤弾の量は勘弁して欲しい所ではありますが(苦笑 開発側としては、後年リリースしたアメフトゲー(タイトル失念)のレバーで出したかったのでは無いのでしょうか? でも、剣クロスの稲妻は強力でしたね。 手榴弾投げまくりのバディスタには泡食ったw ゲバラブーム2006年11月21日(火)23:56 K-HEX #xHucOE.I URL 編集
>おじぃちゃんGさん
昔ゲバラブームとやらがあって、それに乗っかったものみたいですが… あったのか、そんなん。 あと、ゲバラといえば浦和レッズの応援旗にも描かれているみたいですね。 ちょっと意外な組み合わせ。 怒号層圏は初期装備のバズーカが意外に強力で面白そうに見えたのですが、全方位からの敵ラッシュやボスの強さから、相変わらずの難易度でファン層を落とした印象がありますね。 セリフは面白いんですがねぇ。 「我を倒す為に選ばれた戦士達よ 倒せるものなら倒してみよ うわっはっはっはっはあー」 当時のゲーセンでは何と言ってるのかわからなかった記憶が… SNKのアメフトゲーといえば、フットボールフレンジーしか知らないオレですw あと、「バティスタ」といえばソフトバンクホークスに所属して 1年こっきりで解雇された打者の方を連想しますw キューバは今もそこにある2006年12月01日(金)00:37 おじぃちゃんG #- URL 編集
>ゲバラブーム
なんと?! 何となく、ラスタカラー?が流行った辺りかしらん?とか思ってしまいますが、成る程~と言った感がします。 ありがとうございました。 浦和レッズって、Jリーグのチームですよね? ・・・一体どんな関係が?(ハテ?) あっ「フットボールフレンジー」だったかな? あの作品のループレバーは、従来と違って引っ掛かりが無く、くるくると自由に回転出来る代物だったので、きっとこれを使用したのが開発陣の理想だったのかなぁ? とも思えるのです。 (レバーの玉部分がラグビーボール型で、そこだけくるくる回転) やはり、バディスタは投げないと駄目な子なんですかねぇ?w ネオジオのフットボール2006年12月02日(土)07:16 K-HEX #xHucOE.I URL 編集
>おじぃちゃんGさん
浦和レッズはもちろんJリーグですね。 なんでも、反逆のイメージなんだからとかなんとか… フットボールフレンジーはネオジオのフットボールゲームのことですね。 ネオジオがまだ餓狼伝説を出していなかった頃に、色んなゲーセンで見た覚えがあるのですが、全然ルールがわからずに、投げ出した記憶が… ということで、フレンジーではないですね。 すると、おじいちゃんGさんの言ってるゲームとはどんなものだろう。 調べたら「グリダイヤンファイト」というのが出てきましたけど、これのことでしょうか? ボクは見た事ないですがw ★参考 http://picnic.to/~taimatsu/ion3/mame_g2.htm バティスタは打者ですね。 年俸の少ないズレータよりも打てると言われながらも、成績が全然振るわずに解雇されちゃった悲しい選手です。 でもそのズレータも… うぅぅ フットボールのゲーム2007年06月05日(火)12:29 Randy #NNK/NnEc URL 編集
それはタッチダウンフィーバーですね
ファミコン版も出ていて、そっちの方が 面白いです。 縦のロングパスが熱すぎで そうだったー2007年06月06日(水)00:56 K-HEX #xHucOE.I URL 編集
>Randyさん
あー、アメフトゲーにその名前のゲームがあったことを思い出しましたよ(^^; アメフトのファミコン版とかだと、アイレムの「10ヤードファイト」が有名かもしれんですね。 アーケード版もありましたね。 そしてまた歴史になってゆく2008年02月23日(土)20:53 Birdhead #- URL 編集
そのカストロ氏も引退のニュースが入ってきました。
しかし今見るとデータイーストっぽく見えなくもないです。 時代の流れですね2008年02月23日(土)21:53 K-HEX #xHucOE.I URL 編集
>Birdheadさん
もうカストロ氏も引退なんですか・・・ 確かにゲームのゲバラは色合いが土臭いので、デコのゲームを彷彿させそう。 PSP版ゲバラ2011年06月19日(日)22:26 臭作 #qLe8P3eA URL 編集
PSP版でプレイしたのですが
怒 ゲバラ SARは なれればノーミスクリア可能ですよ。 ゲバラは同じ場所からループしてくる 敵がでてこないけど 永久防止キャラって、怒と怒号とは 変わってますね 永久防止は怒と怒号はある程度進めば 永久防止はこないのですが ゲバラはその面をクリアするまで 永久防止がでつつ”ける・・・ なんとも残酷なゲームです・・・ ただしパターンをきっちり覚えた上での話2011年06月20日(月)01:11 K-HEX #MItfUjoc URL 編集
>臭作さん
まぁハイスコア欄でもALL出てるようなので、クリアは可能なのはわかります。 高次面の何度も後ろからやってくる敵の多さ、手榴弾を避ける敵の存在などで、1コインでやり込めるには、それはそれはすさまじいパターン作成能力が必要だと感じますね。自分は流石に3ボス倒すところまでは安定してたのですが、4面以降が地獄で1コイン投げましたとも。ええ。 ニコニコ動画にクリア動画がアップされてました
検索かけてみたら最近upし直されたみたいです。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16314952?mypage_nicorepo 戦車をキープしておかないと、まるでゲーム性が変わってしまうという、、、 ところで、時々戦車の上で伏せてるように見えるのは、やっぱり避けてるんですかね?当時、やろうかなと思ってる内に消えてしまったので分かりませんが、、、 コメントの投稿トラックバックhttp://khex.blog42.fc2.com/tb.php/276-c02cb542 レトロゲーム紹介 第3回『ゲバラ』
有名人を主人公に据えたゲーム、歴史を題材にしたゲームは数多く存在します。それでも、これは異色なんじゃないでしょうか。という訳で、今回はキューバ革命を扱ったゲームソフト...
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