あたっく系

23夜から時間が経ってませんが、次のネタ投下。
第24夜目はタイトーの「グリッドシーカー」です。

いかにもタイトーらしいオーソドックスなシューティングです。

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このゲームは１レバー＋２ボタンのボンバー投下型シューティングで、最近のケイブのシューティングをやっている人にとってはお馴染みのシステムですね。

自機は広範囲を攻撃できるヘリコプター、前方集中型でスピードの速いジェット機、当たり判定が大きいものの攻撃力がずば抜けて高いステルスの３種類から選べます（ヘリが初心者向け）。

単純なショット＋ボンバー型のゲームではありますが、このゲームではボンバーを敵弾を吸収することでストックできるというのが最大の特徴です。

自機の周辺を任意で回転させられるオプションを使うと敵弾を防げるのですが、こうすることで、画面下に表示されているゲージが増えていきます。
そして８発溜めるとフルゲージになり、ボンバーが１発ストックされるというなかなか便利なシステムになっております。






自機はアイテムによって４種類の色を持つ武器を装備できますが、それぞれのカラーに一長一短があるので、その都度使い分けが必要になってきます。
また、ボンバーも色によって違う効果が現れるので、いかにそのステージにあったカラーで行くかが重要です。

例えば、初期装備の赤は攻撃力に不満のあるタイプですが、ボンバーが敵弾を消すタイプなので、緊急回避に優れています。
また、黄色はリーチが短いボムを発射しますが、攻撃力は最も優れているために、ボスを早めに撃破したい時に最適…

といった具合にアイテムによる戦略が重要なゲームです。
アイテムは結構出るので、慣れれば特に意識しなくてもいいかもしれませんが、それでも場所によっては特定の形態でないと難しいポイントがありますので、覚えておいて損は無いと思われます。


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さて、このゲームの評価ですが、比較的オーソドックスなタイプなので万民に受け入れられやすい、しかも弾が防げるオプションがあるので、初心者向け…


と思いがちですが、実際はものすごく難しい上級者向けのシューティングです。

というのも、このゲームの弾速は軒並み早く、弾を防いでいたら変な所から飛んで来た弾に知らない間に当たる事がよくあります。敵の動きが結構嫌らしい部類にあたるので、斜めからの弾とかを上手に防げないと辛い展開が待っています（この事が如実に現れるのが３ボス戦）。

ボムがあるだろ、とお思いですが、発射した瞬間から無敵時間が無いので、緊急回避性は極めて低く、どちらかというとピンポイントで使って難所を凌ぐ使い方に重点が置かれています。

それ以上にに敵の攻撃にオプションでは防げない攻撃やらが大量に混ざっているのもかなり辛いポイント。
このゲームをプレイした人は２ボスの亜音速で飛んでくる火球に苦しめられたのではないでしょうか。ノーミスで来るととんでもない速度で曲がってきますから。





ずっとノーミスで進んでいると弾速が尋常では無くなるので、場所によっては復活が非常に難しくなるポイントもあります。

その余りの難しさのためか、そこまで人気の出ないまま、このゲームは表舞台から消え去った感があります。
F3の新基盤のパワーを持て余しているような印象が残りますね。


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しかしこのゲーム、音楽はすごくいいんですよ。

当時はタイトーの音楽はクオリティが高く、ダライアスやナイトストライカー、ニンジャウォーリアーズなどを作ったサウンドチーム「ZUNTATA」によるサウンドは、ゲーム業界を震撼させたほど。

このゲームの音楽においても、例外なく素晴らしい出来です。

K-HEXは３ボスのテーマが一番好きで、「あーコレこそタイトーやなー」って思うほどの特徴ある音楽にハマっていました（３ボスはノーミスの鬼門ですが）。

巷の評判はステージ５の夜景ステージの音楽が評判みたいですね。