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シューティング千夜一夜 ~第352夜~ Dr.トッペル探検隊2011年03月14日(月)23:23
![]() 本日2本目の更新。久々に飛ばしますぜ。 352夜は、タイトー/カネコの「Dr.トッペル探検隊」をご紹介。 奇妙なポップファンタジーシューティングですよ。 **************************** ![]() ![]() 惑星カラパゴスに流れる大河「ケロル河」で、異常な生物群を発見したトッペル教授が、調査船モリアオガエル号に乗って調査に赴く・・・といったストーリーで始まる本作。 1レバー2ボタンで自機のモリアオガエル号を操作。 ボタンはショットとフォーメーション切替に使用します。 ショットはそのままショット。 溜め撃ちの類は無く、手連射でショットするタイプになっています。 ![]() ![]() 本作独特のシステムである「フォーメーション切替」は、自機のオプションである「ペル」のフォーメーション切替に使用。切替ボタンを押す事で、自機のオプションの形態が青と緑の2種類に変化します。 オプションが青い状態の時は、オプションが自機をトレースしながら動きます。青い時のオプションには敵弾や敵に対して当たり判定が無いメリットがありますが、ショットが進む方向と逆方向に発射しているため、ショットの制御が難しくなる、という難点があります。 対して、オプションが緑色の状態の時は、オプションが固定されます。オプションが固定されるため、攻撃方向を定めやすくなるのが利点。ただし、敵や敵弾に対して当たり判定が生じ、接触するとオプションが消滅します。一応、この形態の時は、オプションをシールド替わりにすることもできます。 ![]() ![]() 自機はアイテムによってパワーアップさせることができます。アイテムは編隊を組んでいる敵を全滅、あるいは特定の敵を撃破することによって取得することができます。 アイテムの種類は以下の通り。 ・ペル 自機のオプション。 通常はトレースしながら自機と同じショットを撃つ。 最大5個まで装備可能。 ・スピードアップ 山の形をしたアイテム。自機の速度が増す。 ・パワーアップ 棒状のアイテム。自機のショットの威力が増す。 ・ホネカブトウオの頭 特定ステージに登場する、ホネカブトウオの骨を全て撃破すると取得可能。 頭を取得すると、数発分の敵弾に耐えられるシールドとなる。 ・スペシャル 自機と同じ形のアイテム。特定の箇所に出現。 残機が一つ追加される。 ・ドル袋 取得するとボーナス得点(1,000~5,000pts)。 ![]() ![]() アイテムを駆使して、ステージを踏破していくのが目的になります。 ステージ一番奥にいるボス敵を撃破することで1面クリア。 ホネカブトウオの頭を被らない状態で敵や敵弾に接触するとミス。 残機が0の時にミスするとゲーム終了になります。 全7ステージ構成。本作はループゲームではありません。 **************************** ![]() ![]() 作風としては、この当時ではあまり類を見ないファンタジー系シューティング。 開発は「エアバスター」や「爆烈ブレイカー」をリリースしたカネコですが、スコアのフォントなどを見るにつけ、純正のタイトー作品にも見られそうではあります。 本作は、カラフルさを押し出したような作品になっており、かの名作である「ファンタジーゾーン」らしき世界観を目指した造りになるでしょうか。とにかく、当時としてはあまり類を見ないほどの不思議な世界がモチーフになっています。 背景はグラデーションが整っていて非常に綺麗なのですが、原色を多く含んだ色合いやら、毒キノコのようなオブジェや緑の藻のような物が散らばっていることもあってか、何気に毒々しさも含んだ色合い。 ![]() ![]() 世界観はポップ寄り、というよりはシュールにも見えます。まぁ、奇妙な生物が跋扈している大河が舞台になるので、そう見えるのも無理はないというか。 敵の造形も、ポップ系と言うよりはシュール系が多く、奇妙な形が目立っています。障害物に張り付いたフジツボやウニみたいな敵など。空飛ぶ敵は虫なども多くて、一層奇妙な世界観に輪をかけています。バリアになる魚の骨も、えらく場違いな敵にも見えてしまいそう。 ボスも、1ボスのカニボスなんかは、目玉とか手足を普通に潰せたりとか。殻だけになった動きがシュール。3ボスのカメも、頭や手がパーツのように普通に破壊できて、甲羅だけになって動いていたりとか。 ![]() 色合い的には「ファンタジーゾーン」よりも、データイーストの「ワンダープラネット」に近い感じにも思えますね。ワンダープラネットほどの荒っぽさはありませんが、敵や背景オブジェのシュールな造形は、まさにそれに近いものがあるでしょう。 考えてみると、ワンダープラネットの足が取れるタコみたいなボスと、Dr.トッペルの足をブツ切りにできるカニボスって、雰囲気が非常に似ているんですよね。パーツのように手足が剥がれるあたりが特に。 マーブルを多用した背景もワンダープラネット寄りに見えます。すっきりとしたデザインと言うよりは、華やかに装飾しまくったが故の独特さ?奇妙さ?みたいな物が垣間見えてきそうです。 **************************** ![]() ![]() ゲームシステムとしては、オプションを上手に使って敵を捌くタイプのシューティング。敵がバラ撒く敵弾の量が結構多いため、オプションの使いこなしはほぼ必須になってくるでしょう。 オプションの挙動がこれまでのシューティングとは一味違っていて、通常はグラディウスのように自機をトレースしながら動くのですが、フォーメーションボタンを押す事でオプションを固定することができます。オプションの動きが他のゲームでは割と見られないタイプのため、ちょっとした目新しさがあります。 ![]() ![]() 基本的にトレース型のオプションは自機と同じ方向を攻撃しないため、固定しない状態では非常に使いにくいです。なので、オプション固定を使って攻撃方向を定める必要があるのですが、逆にオプションに当たり判定ができるので、これはこれでちょっとしたリスクが生じます。 両極端なオプション形態の使いこなしは割と敷居が高く、使いこなせないうちは攻撃方向がバラバラになりがち。この辺りはゲームを楽しむための境界線といったところで、オプションの制御を頭に入れておかないと簡単に楽しめないという辛さがあります。 しかし、しっかりとオプションが制御できるようになれば、本作の楽しさの一端を感じることができるようになるでしょう。例えば、敵が広範囲に散開している場所ではワイドショットのように弾を散らせるフォーメーションに変えたりとか。硬い敵がいる場所ではレバーを引いて一点集中型にするとか。 制御の難しいオプションをうまく使いこなして戦局を打破するというあたり、着眼点は面白いと思います。ちょっと変わった攻撃型と防御型のオプション体型を使いこなす、といった具合で。 ![]() ![]() ただ、ゲームのやり易さという観点で見ると、本作はちょっと取っ付きにくいタイプのゲームになるでしょうか。オプションの観点は面白いのですが、その他の部分がそれに付いていけてないようにも見えます。 気になるのは、敵の小ささと硬い敵の多さ。本作はほとんどの敵が小さいため、上手に狙い撃ちのできるスキルが要求されてきます。空中を飛ぶ敵の大半が複雑な挙動を取るので、意外と撃ち取るのは手間取ります。 特に敵の小ささの弊害を感じるのは復活時で、きちっと復活できるには相当な狙い撃ちスキルが要求されます。何しろ、敵編隊全てを撃ち取らないとアイテムが取得できない仕様。生命線であるオプションを拾うには、最弱装備でも複雑な動きをする敵編隊を全滅できないとダメなのです。 敵が小さければ、敵弾の小ささも半端無いレベル。白と赤の明滅でチカチカしてるので、長い間見ていると目が疲れるかもしれません。チカチカしたドットのような弾といえば「鋼鉄要塞シュトラール」を思わせます。あのゲームも非常に目が疲れるほどの色合いだったので・・・。 ![]() ![]() また、硬い敵が結構多いのも地味に辛い点。障害物に張り付いている中型の緑の砲台や青い砲台が一番厄介な敵であり、放っておくと敵弾を大量にバラ撒くのがまた厄介極まりありません。オプションの使いこなしも必要ですが、連射力も必要になってきます。 通常の砲台も含み、中型砲台の配置のされ方がまたエグくて、敵の編隊を撃ち切る邪魔になります。量も割と多いので、これを退けないといけないのですが、硬くて硬くて、簡単に撃ち切れないという・・・。復活の難しさに輪をかけてるケースもあります。 終盤面では、6面の狭い障害物の中にびっしりと硬い砲台が置かれているという場面は、本作最大の山場。狭い中の弾幕と硬い敵のコンボは鬼仕様と言う他ありません。オプションの使いこなしどうこうでも、簡単には行かない場面であるのは間違いないでしょう。 ![]() 硬い敵といえば、ボス敵も割と硬めの敵ばかりで、連射があるかないかでやり易さが変わってくるのではないでしょうか。パターンさえ掴めばそれほど強くはないのですが、ショットの威力が無いと長期戦になりがち。 連射が必要なゲームなのですが、連射は大量の敵を倒すというよりは硬い敵の撃破に終始している感があるため、やや爽快感に欠けているのが残念なところ。硬い敵対策に連射装置でも付けておかないと、本当にやってられないという。 **************************** ![]() ![]() 数少ないポップなシューティングとして登場したゲームではありますが、難易度は割とハードで、ゲーム性にクセがあるせいか、人を選ぶシューティングになるでしょうか。ショットの制御や硬い敵の処理、見にくい割に多く発射される敵弾など、敷居の高さが目立ちます。 出回り面はあまり芳しくないようで、知名度はかなり低い部類。タイトルにインパクトがあるため、タイトルだけは知っていてもどういうゲームか知らない人も多いのでは。 逆に、タイトルがややこしいため、ゲームは知ってても名前を知らないって人も多そうな・・・。 ![]() なお、本作は家庭用の移植は一切行われていません。(2011/03現在) タイメモにも収録されて良さそうな作品ではあるんですけどね。 <動画> ★Dr.トッペル探検隊 1コインクリア その1 その2 硬い敵が多いため、連射が無いと見た目以上にキツいです。 弾が小さめで、ちょっと目が痛くなるかも。 エンディングは必見。いかにもタイトーらしいというかw 何気にBGMって、あの小倉久佳さんが関わってる? コメント2011年03月15日(火)17:34 ペイン #7JJSYrWQ URL 編集
硬い敵の弾が小さいってのでアレでしたが・・・
むしろご褒美でしたといっておきます。 連アリ台にしてもらって良い暇つぶしになりました。 あのエンディングは誰か眠っているらしい2011年03月15日(火)21:47 AB-SEIYA #- URL 編集
こんばんはー。
シューティングゲーム好きですが、ゲーセンで稼動している店舗は見かけていない。全7面クリア時にモリアオガエル号はケロル河を脱出するんですが、エンディングの時点は自機が飛びまわりながら誰かベッドで寝ているらしいですが…。 家庭用がないことなのかやりたくなってくる…。Wiiのバーチャルコンソールアーケード配信に期待したいです。25本のタイトルに収録されているタイトーメモリーズにもHD世代向けのPS3かXbox360出してくれたら移植収録希望してくれれば…。 稼動しているゲーセン無いでしょうか? 夢オチシューティング
なぜか延々遊び続けていたゲームです。
原色気味な色使いや,なんとなくカクカクした敵弾の挙動などが,どことなく古い時代のパソコンゲームをイメージさせるような,不思議なゲームでした。 前半面の音楽が耳についてはなれず,いまでも作業中に口ずさんでいたりすることがあります。 特に地上物(と申しますか,『壁へばりつき物』と申しますか…)が固いので,とにかく先手必勝のイメージがあります。 6面の迷路地帯をアドリブでぐいぐい抜けて行くときの没入感は,なかなか他では得られないちまちました喜びがありました。 私はいわゆる弾幕系のゲームにときめかない方なのですが,このゲームの『自機狙いの弾が大量にじわじわくる』感じが好きでした。発射する弾をよけきるか,先手必勝で倒すか。その判断が割とゆっくりできるのが楽しかったように思います。 しかしオプションを固定するとあっという間に敵弾につぶされるのが残念なところで,耐久力をつけるなどすると,システムを生かした攻略ポイントが生まれそうなのになあ,などと思ったりもしていました。 エンディングのオチは…必要だったのでしょうか… はじめまして
思い入れのあるゲームなのでコメントしてみます。
中学生の頃遊んでいて、その頃は4面だか5面どまり、ずっと後になって連射装置つきの店でクリアしました。ところどころ妙にバランスが悪く、特に3面のボス(カメ)は強過ぎたように思います。逆に他のボスは弱かったような。 あと、ピンク色のヒトデがやたら強く、復活時に出ると中々熱かったのを記憶しています。うまく全部倒せてペルを引けると妙に嬉しかったです。 気楽に遊べました2011年03月16日(水)12:16 達人王 #- URL 編集
こういうときこそ更新してくださってありがたいです!
数年前行きつけのゲーセンでしばらく稼動していました 地味なゲーム性(色使いは派手ですが)のおかげで逆に気軽に遊べました 6面は難しすぎますが 達人王もHNにするほど好きなのですが、一度やるだけでその日はもう燃え尽きてしまって… どこか間の抜けたボスBGMが好きでした いろいろ粗が目立ちますが又やりたいです 割と玄人向けかも2011年03月17日(木)00:41 K-HEX #MItfUjoc URL 編集
>ペインさん
硬い敵に小さい弾はシューター的に見ても結構辛かったですね。 連付きだと一気に楽になるゲームでございました。 >AB-SEIYAさん エンディングで寝てるのがDr.トッペルですね。 要は河を救った夢を見てました・・・って夢オチendです。 >稼動しているゲーセン無いでしょうか? あるとしたら、よほどレトロゲーに精通してるゲーセンぐらいでしょうか。 根気良く探しても、今の環境ではちょっと辛いものがありますね。 >へなさん 原色をモチーフにしていたため、ちょっと昔のゲームを思わせるものがありますよね。古いパソゲーというのは良い表現かも。 それにしてもこのゲーム、壁にへばりついてる砲台の硬さが目立つゲームですよね。空中物を撃っている際は地味に邪魔になる存在だという。 >耐久力をつけるなどすると オプションが1発で無くなる、というのがこのゲームを辛くしている要因でもあるため、その辺りは自分も非常に勿体無いことをしてるな、と思いました。復活もやや楽になりそうですね。 >エンディングのオチは…必要だったのでしょうか… ダライアスシリーズの夢オチ・ゲームオチシリーズを意識したのかも。 >中西雅通さん コメントありがとうございます。 Dr.トッペルはレビュー数が少ないので非常にレビューが手間取ったタイトルですね。検索したら中西さんのレビューも引っ掛かっていました。 >妙にバランスが悪く ボスは楽なボスと辛いボスが極端なんですよね。 カメは敵弾の誘導が上手く行えないと、確かに強いです。 ダラバーACのエンシェントバラージみたいな・・・ >ヒトデ 復活の際はこれを全部撃たないといけないので、相当な狙い撃ちスキルが要されますね。ちなみに、自分はなかなか復活が上手くいかないので、ここでは絶対にミスらない気持ちで行ってます。 >達人王さん 余り自粛ムードもアレですのでw いつも通りやることも一つの仕事のうち、と思って。 >地味なゲーム性 特に飾ってないゲームにも映りますね。 派手なゲームというわけではないのですが、逆にストイックなゲームを好んでる方にはうってつけのゲームになるのでは、と思ったりします。 これだよこれ!
こんばんは。西風です。
これ、しばらく前に「曲やゲーム画面覚えてるけど名前知らない、何でしょう?」って聞きましたよね。あの時は回答どうも有難うございました。 自分でやらず見る専だったもので記憶は4面でぱったり途切れてEDも先日動画で見てようやく知った始末。(^^;)でもBGMは耳にしっかり焼きついてましたねぇ。また動画で聞こうかな? そういえばそうでした2011年03月23日(水)23:38 K-HEX #MItfUjoc URL 編集
>西風さん
ありましたねー。自分も覚えてますよ。トッペルは結構タイトルとか思い出し辛いゲームになるので、名前を思い出せない方も結構多いのではなかろうかと思いますよ。 トッペルをドッペルとか言いそうですからねー。 コメントの投稿トラックバックhttp://khex.blog42.fc2.com/tb.php/967-2377b12a |
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